関が原ウォーランドに行った
先日、名古屋に嫁に行った妹とともに、「関が原ウォーランド」というところに行ってきました。
きっかけはタモリ倶楽部
そもそも、ウォーランドを知ったきっかけは、タモリ倶楽部を見てのことでした。
浅野祥雲というコンクリート像作家の作品を紹介するというテーマで、そのB級ぶりに(←すいません)心ときめいたのが始まりでした。番組の中で「関が原ウォーランド」が紹介されており、一緒に観ていた母と「ここだったらもけ子(妹の仮名)の家から近いんじゃない?行けるんじゃない?」と話していたのでした。
妹が帰って来ていたときに、浅野祥雲の話を興奮気味に話すと、行ってもよいという返事が!!普段は感情表出も省エネな姉の、久しぶりの生き生きした姿に心打たれた様子でした。
(・・・と言うのは冗談で、ホントは一緒に台湾旅行に行こうとしてたのですが、二人ともチケットを取るのがめんどくさくなり、何となく国内旅行でいいか、と流された結果なのでした。)
ウォーランドへ出発
妹の家から高速に乗って一路関が原へ!前日までしとしと雨が降っておりましたが、当日はすがすがしい青空になっておりました。ラッキー。
関が原の手前、養老PAも寒いけどカラリと晴れております。久しぶりの遠出に浮かれる私(まぶしくて目が開いていない)。ガチャガチャだってやっちゃうよ。
ところが、関が原に入ったとたん天気がおかしなことに。
あれ?
あれれ?
関が原はどんよりした曇り空でした。
こころなしか、飛び出し坊やもどんより・・・。
カーナビに導かれるまま、ウォーランドに近づいていきます。
ここです!
あー・・・
な、なんだかアレっすね。
【ワンポイントメモ】
現在、駐車料金は無料です。
気を取り直して入場
駐車場にはたくさんの車がとまっているのに、人っ子一人いない。みんな寒くて室内に入っているのか?
休憩所らしき建物。何となくアレな気持ちに包まれる姉妹。
↑もけ子(妹)の表情も冴えません。
入場料は大人700円でした。「オトナ2枚ください!」と受付のおじさんに言うとおじさんが、「今日は寒いところ来てくれたから、500円にまけとくよー」とまけてくれました。びっくり。
【ワンポイントメモ】
入場料はわりとアバウト。おじさんの仕事の裁量度は高い様子。いい職場ですね。
中に入ると、観光地にお約束のカキワリと乗ることのできる馬の像が。うおー。
反射的に顔をはめ込んでしまいました。馬の像は足場が不安定だったため、乗るのを断念。それにしても、わたし、ものすごく満足そうだな。
続いて資料館に入ることにしました。
雀荘の二階のような狭い階段を上ると、薄暗くてほこりっぽい部屋が・・・日に焼けた暗幕とほこりの積もったガラスケース。室内なのに寒いです。てか、怖いです。小学校の理科準備室のような感じ。
ケースを見ると、甲冑がズラリ。全部の甲冑に「これは本物である」という証明書がついてました。ま、まさか、関が原の合戦の時に、農民が死体から剥いだやつじゃあ、ないですよね!?
もけ子(妹)が思わず「姉ちゃん、こわい・・・」とつぶやいていました。うん、姉ちゃんも怖いよ。
(ご指摘により削除)
↑おびえる妹を激写しました。
資料館を出ると急に歌が流れ始めて、姉妹は二度びっくり。どうやら関が原ウォーランドのテーマソングらしいです。ど演歌です。受付のおじさんが、私達のためにテープを流してくれたようです。淡々と関が原の合戦の様子が語られます。
めくるめく関が原ウォーの世界へ!!
こんな油断させるような植木鉢群の横を通ると・・・
ぬおーーー!出た!
斜面にたくさんの武将像が!
像に肉薄!日本でこんなに作品の近くまで寄れるところがあるだろうか?いやなかろう。
【ワンポイントメモ】
斜面は意外に急だよ!作品に近づくときは、足元に注意。転げそうになるよ!
あっ、あんなところに、陣幕が!!
どうやら徳川家康の本陣内に潜入しちゃったみたいです。
えっ?
怖えぇーーー
↑首を持って報告に参上するもけ子(妹)。
さらにこんな像とか。悪夢!!
すごい躍動感。
いけどもいけども、人形ばかり。
私達以外、人間はいないようです(あ、あと受付のおじさんがいるか)。
【ワンポイントメモ】
地面には多数のモグラの穴と大量の動物のフンがあるので気をつけて!!
武田信玄のメッセージに腰が砕ける
最後に武田信玄のメッセージをご紹介したいと思います。
ノーモア関が原合戦じゃ!!
・・・おっしゃるとおりです。でも、武田信玄は関が原の合戦の時にはいなかったはず・・・。きっと祥雲先生は信玄好きだったんでしょう。もしも祥雲先生がジョン・レノン好きだったら、ここにジョンの像があったのかも。イマジン。
ウォーランドすげえ
ネット上の多くの感想に書いてあることですが、実際私も行ってみて、ウォーランドはすごいと思いました。浅野祥雲氏の執念と言うか・・・本当にコンクリート像を作るのが好きだったんですね。絶対楽しくないとあんなに作れないです。また、これを観光のわりと前のほうに出している関ヶ原町も好きです(関が原町HP)。こういうの好きな人はぜひぜひ行ってください。あ、一人だと心が折れるかもしれないので、価値観の合う気心の知れた仲間と行くのがよいと思います。
関が原を出ると
関が原を出て、大津へ向かったのですが、また天気が回復しました。その後比叡山に行き、大阪の鶴橋で焼肉を食べたりしました。盛りだくさんの旅行でしたー。
↑比叡山のドライブウェイの見晴台で写真を撮ろうとするわたくし。興奮で口が半開きです。
↑延暦寺の「開運の鐘」の「開運」に反応して鐘を突こうとして、小銭を探すわたくし(突くにはお賽銭が必要)。いいじゃん!開運したいんだもの!!
↑鶴橋の市場は昭和の懐かしいかほり。
↑どんぐりを使った韓国料理。うまかった。