のどうたと口琴

実は先週からのどうた(ホーミー)と口琴を習いに行っています。

口琴Wikipediaより
喉歌Wikipediaより

ちなみに、ホーミーを知ったのは、大昔、NHKでユーミンがモンゴルでホーミーを習うっていうテレビを観たことがあります。あと、知人が一回だけ、ホーミーで声を出してみせてくれたのですが、風がどこかを通っているような音が不思議だったという印象があります。今回お稽古を始めてみたきっかけはイガラシさんから教えてもらったことなのですが、強い動機はあまりありません。強いて言えば、お稽古事をしたかったのと、珍しかったのと、手軽そうだったことです。
11月も12月も忙しいから、どうしようかと思ったけど、忙しいといったらここ5年くらいずっと忙しいんだし、せっかくだからと思って申し込んだのです。
保守的な私にしては珍しい行動力です。


口琴は、フィリピンの竹の口琴と、ハンガリーの金属の口琴を支給されました。
口琴というものを、生まれて初めて目にしました。特に金属のものはふしぎな形です。
口に咥えて指ではじいて音を出すのですが、その時「およよよよよ・・・」もしくは「あららららら・・・」の口の動きをしながら口腔内に音を響かせます。
今日は初めて金属の口琴を使いました。前歯に当てて指で口琴をはじくと、前歯がびりびり響いてくらくらしました。


のどうたは、いわゆるホーミーで、低音を出しながら同時に金属のような高音(倍音?)を出すというあれです。
先週は「う〜お〜あ〜お〜う〜」を鼻声で、各音の切れ目ができないように出すという声の出し方を習いました。
今日は舌を上の口蓋に押し当てながら、築地のセリのような声を出して「い〜う〜い〜う〜」という口の動きをして低音・高音を同時に出すというやり方を習いました。


ホーミーをやっている人は短命という都市伝説(都市じゃないけど)があると、先生が言ってましたが、今日の「い〜う〜」ののどうたはほんとに苦しくて、
「こりゃやりすぎたら寿命が縮まるわ」
と納得しました。今でも喉と胸の辺りが苦しいです。


こののどうたと口琴を習得して、何になるのか良くわかんないし、着地点も話のオチもさっぱりなのです。
だけど、せっかくの人生・せっかくのチャンスだし、まあこういうことがたまにはあってもいいんじゃないでしょうか、と思いながら楽しんでおります。