リアル桃鉄2010〜黎明編

浅い睡眠しかできなかったものの、緊張でしゃっきりと起きることができました。身支度して駅へ。ごはんを駅前のコンビニで調達し、駅でむしゃむしゃと食べました。これから10時間、ヘタしたら氷砂糖とビーフジャーキーしか食べられません。よく噛んで食べました。
電車に乗ったら、最低限の連絡とツイートだけして、睡眠。iphoneの充電がもったいないからです。実は、iphoneの充電池を買ったのですが、安いのを買ったのでどうも胡散臭い。最後まで持たなかったら危ないですからね。
新宿駅でひのじ嬢と合流。チームゆらぎ肌がそろいました。そろった写真を撮ってGM(ゲームマスター)に送信したり、朝ごはんは何を食べたかなどをのんびりと話していたら、突然わき腹をだれかに突っつかれました。
え、何?と振り向くと、YUさんがニヤリと笑って走り去って行くところでした。
気付かなかった…そして危ない…チームゆらぎ肌、ぼんやりしすぎです。この調子だと、うっかり貧乏神Tシャツをなすりつけられてしまう…。


「いやいや、しかしね、ひのじさん。昨日、家に帰ったら、月下美人の花が3つも咲いてたんですよ。だからきっと今日は大丈夫ですよ」
月下美人ってどんな花ですか?」
「ええと、このくらいの大きな花で…あ、写真がありました。(写真を見せる)」

「私こういう花好きです!」
というような話をして、のどかに次の指示を待っていました。

第1ラウンドの目的地「尻手」

GMからの指示メールが来ました。行先は「尻手」。
「しりて…?どこ?」
二人で路線図を探しました。尻手は南武線川崎駅から1つ目の駅です。
じゃあ、サイコロを振ろうと、新宿駅南口の構内の隅っこで初めてのサイコロ振りをしました。

おーーーー!幸先イイネ!
またもや路線図を二人で眺めて、できるだけ遠くに行けるよう考えた結果、6で尻手についてしまうことが判明。

↑こういう路線図を見ます
チームゆらぎ肌興奮!
まずは新宿から埼京線で大崎まで。これで3。
次に大崎から山手線で品川まで。これで4。
品川から東海道線で川崎まで。これで5。
川崎から南武線で尻手まで。これで6!!
完璧!かんぺきだあ!

↑電車内の様子。結局、一日中リュックを前に抱えてすごしました


東海道線内できゃっきゃと浮かれていたら、髪の毛の長い、厚着のお兄さんに声をかけられました。「リアル桃鉄実施中」の腕章が気になったみたいです。
「なんかやってるの?」
「はい。リアル桃鉄です。ゲームの桃太郎電鉄を本当にやるイベントです。」
Ustreamとか公式サイトもあるので見てみてください!」
「がんばってねー」
リアル桃鉄を介した、知らない人との交流…醍醐味ですなあ…。


尻手につきました。そしたら、同じ電車に「知的な博士と美人助手」チームのmiaさんも乗っていたみたいです。お互い、「あっ」って感じの顔になりましたが、別に貧乏神になっているわけではないので、大丈夫、大丈夫。

↑あっ!って感じの顔
miaさんの相棒であるハカセは、朝どうしても抜けられない用事があるため、miaさんは一人でプレイしているのでした。強い。心が強い。

↑ここでようやく小宮山は、尻手は「しって」と読むことに気付きました。ひのじさんにそのことを言うと、「だからさっきから私が…!」って言われました。
miaさんと一緒に尻手の看板を撮って、チームゆらぎ肌は初めてのカードを引きます。

転がる大人カード
坂道をごろごろと転がって下る。

急いで改札を出て、坂道を探しますが、尻手というところは、多分海に近いんだと思います。見渡す限り街が平らです。横浜だったら坂が多いのになあ!
もうこうなったら、あそこの歩道橋の斜面を転がろうか、と言っていたら、メールが来ました。
「miaさんが目的地に一番乗りです」
あっ、あれーーー??さっきmiaさんいたじゃん?
と二人で首をかしげながらも、「カードイベントは中断」とメールにあったので、「じゃあ転がらなくていいね」と言いながら改札口に戻りました。
改札口には「B型偏西風」「踊るくの一」「知的な博士と美人助手」の3チームも集まっていました。

皆さんに話を聞くと、どうやら目的地に着いたらすぐにGMにメールを出すべきだったようです。私たちは間違えてカードイベントを実行しに行ってしまったわけです。
あいたたー!もしかしたら1番になれたかもしれないのに!
でもまあ、尻手にいるわけですから、マイナスも少ないはず。割といいスタートだったのではないでしょうか。
他のチームの話を聞くと、「楽天カード」で英語しか話せなかったり、「ちょんまげカード」で前髪が大五郎みたいになったうえに「太い眉毛カード」で眉毛を太くしないといけなくなったりとか、なんかもう皆さん、カードイベントを1つか2つ済ませて尻手に到着しているわけです。
どんだけできる人たちなんですか…!!
戦慄が走りました。