時は満ちた

博論を書く気力が何年も沸いてこなかったのですが、10月から急にギアを入れてガッと書き始めて、今は進捗93%くらいになりました。
心理学徒なので、人が行動を起こす原理とかモデルとか予測をしたいという知的欲求があるものの、自分のこととなるとてんでダメ。
あーどうやったら自分は行動を起こすことができるのか、すなわち、書く気がわいてくるのかなあ…と能動でも受動でもない、今はやりの中動態的マインドでずっと自分自身を静観しておりました(静観すんな!と突っ込まれそうだけど)。
が、とうとう時が満ちたわけです。
一体何が起こったのかかというと…「〆切」です。
もう本当に締め切りなのです。
そう強く認識したら力がわきました。
社会人になって12年、私に身についたのは、本当の締め切りに間に合わせる能力のようです。


以下自分メモ。ぼやき。
内発的動機づけが大切、とはよく言われますが、たぶんすごく繊細なもので、これは日々の暮らしをどのように内発的動機に合わせて整えられるかが課題だと思う。
教育の分野で語られるのはこの繊細さ(すなわち、環境(教師や親の対応なども含む)をいかに統制できるか)ゆえなのだろうか。
だけど、大人は生活に雑音がありまくりだよう。
だから、一気にテンションを上げて事をなすには外発的動機づけが効くわけですね。
などとDeciの理論をn=1の体験で考察してみたり。

たぶん、これが終わったらすごく論文書きが嫌いになると思う…外発的動機づけだもん…でも、こんなに長く書かないといけない論文はもうないはずだから…これからの人生に支障を残したくない…