はじめてのJAZZ。に行きました。

右は証拠写真です。タモリ倶楽部からのお花。

おそらく、近日中に「ほぼ日イトイ新聞」に公演の様子が連載されるのではないかと思います。詳しいことはそちらにお任せします。

人生初めての六本木

会場は4時から、開演は5時半からということで、4時半くらいに大江戸線六本木駅に降りる。しかし、地図を見ても「ラフォーレミュージアム六本木」がない。おかしいと思いつつ地上へ。周りを見渡してやっぱりなんか違うので交番で道を聞くと、やはり間違っていた。降りるべき駅は六本木一丁目だった。急ぎ歩きで六本木一丁目方向へ。
一丁目のほうは閑静なビル群だった。オフィスビルと高層マンションが多い。そして大使館も多い。サウジアラビア大使館の警備の人に道を確認し、ラフォーレミュージアム六本木に無事つくことができた。
歩きながら思った。うわさどおり六本木は外国から来た人がとても多い。あと、MTVのオフィスの前でハナレグミのあの人みたいな人を見かけたが、それはできすぎた話だろうと思った。

ロビーではヤマハ主催のジャズライブが

会場に着き、チケットを切ってもらって中に入ると、「イパネマの娘」が。すでに4時からロビーではヤマハのサイレント楽器を使ってライブが行われていた。また、周囲にはテーブルが置いてあり、隅にはビール(オシャレなことに、ハートランド)やコーヒー・紅茶、お菓子やチップスなどが売られ、みんな飲み物片手に聴き入っていた。ちょっとドレッシーな人、かなりカジュアルな人、和服の人、みんな思い思いの格好であった。家族で来ている人、彼氏彼女で来ている人、まだ大して仲良くないけど一緒に来た人、そして私のように一人きりで来た人、さまざまだった。

本当に開場。席にはなぞの物品

5時前に開場。席はAブロックの5列目8番。結構前のほうだが、ステージ向かって左側。しかし通路際だったので、脚を組み放題で楽だった。席にはナイロンの袋が置いてあり、中にはチラシが入っていた。それに加えて、フィルムケースに砂が入ったものもあった。おそるおおそるにおいをかいだが、ただの砂だった。
ステージ上にはスクリーンが。何回も、「公演は長時間にわたると予想されます。余計なお世話かもしれませんが、お手洗いを済ませて置かれることをおすすめします」とでた。長時間て、一体どのくらいやるんだろう・・・。

開演

5時半開演。はじめはテレビ朝日のナントカさんというアナウンサーの挨拶から。ステージ上のピアノに山下洋輔が現れ、激しくピアノを弾いた!ジャジャジャーン!!(擬音が貧弱なのしか思いつかない)すごい。すっごい昔にスパイダーというアルバムしか聴いたことなかったんだけど、なんか早すぎてついていけなかったなあ、という記憶があるだけで。しかし、生の迫力はすごいです。ちなみに曲名は忘れました。
曲が終わり、イトイさんと、うああ、タ、タタ、タモさんがーー!生のタモさんが!私の網膜にタモさんが!とわけのわからないことを考えてしまったり。タモさんは、お昼の「いいとも!」の時とはまた違う、黒地のストライプ柄のスーツを着ていらっしゃったよ。
ちょっと礼をして、演奏の終わった山下さんを迎えて、「今のは…ジャズですか?」と一言。っていうか!タモさんの声が!声が私の鼓膜に!!…そんな私の興奮をよそに会場は笑いに包まれていた。

タモリ=ライブ

「もちろん今のようなのじゃないジャズもあります」てな感じで、ドラムス・ベース・フルートの皆さんが入ってこられた。カルテットでも曲を聴かせてくれた。スイングジャズというらしい。うんうん、こういうののほうがやっぱ、聴きやすいかも。フルートの女性miyaというのだけど、美しい方だったです。美しくもフルートうまい。すばらしい。
あらかじめ集めておいたジャズ初心者からの質問をアナウンサー女史が読み上げ、それに中洲産業大学教授(タモさん)と国立音大客員教授(山下さん)が薀蓄たっぷりに答えてくれ、イトイさんが初心者の視点でさらに質問を付け加えてくれるという流れでありました。
タモさん、時間がたつにつれて絶好調に。やはり、「いいとも!」のタモさんは、「必殺技を封じられた(by山下洋輔)」タモさんであり、タモさんはライブでこそ鑑賞すべき芸術なのだということを強く強く感じた。山下さんがちょいと話を振れば、大島渚も、ナントカという伝説的ベーシストのライブの様子も、典型的なジャズボーカリストも、ぜーんぶものまねしてくれるのだ。また、飲んだ時に「これこれこういうことをやってくれましたよね」とイトイさんが言うと、「俺たち、酔っ払って何にも覚えてないんだよね」といいつつ、「これかな?」と言って、うわさに聞く「密室芸」を披露してくれたりと、モウおなかいっぱいでござるよ。

タモリ=ブルージー&ソウルフル

気がつけばもう、8時を回っていた・・・一体このコンサートは何時間やるのだろうか。と思っていたら、「ご起立ください」とのアナウンス。なんとみんなで記念写真を撮るらしい。そして、その写真は会場入り口においてあったエプソンのプリンタで終わりまでにプリントアウトされ、みんなにくれるのだそうだ!!すげえ!これを読んでいて、かつ、「はじめてのJAZZ。」に行った方。小宮山は写真右から八番目くらい、五列目でピースして写ってるんですよ!豆粒よりも小さい顔ですが。
最後に、確か、「キアズマ」という曲をカルテットでやってくれた。すごくかっこいい曲であったよ!これはノれた。
鳴り止まぬ拍手・・・アンコールになってしばらくして、また3人が出てきてくれた。次はなんと、タモさんがハナモゲラスキャットに即興で歌ってくれるのだそうだ。なんと!
はじめは、On Green Dolphin Streetという曲から始まり、なんとなくそれっぽく、スキャットするタモさん。多芸…。山下さんとの掛け合いがだんだんスイングしてきて、どんどんタモさんのボーカルが激しくなる!いまだかつてこんなソウルフルなタモさんを見たことがあるだろうか(いやない)。
そしてソバヤという曲に変わってゆく。この曲はタモさんが山下さんたちに見出されたころに出来た曲で、合いの手に「ソバヤ!ソバーヤ!」と入るのだ。会場にも叫ぶようマイクを向けるタモさん!まるでタモさんが、B'zの稲葉さんのように見えた一瞬。タモさん、カルテット、イトイさん、袋に入っていた怪しい物品を振り回す観客は一体に!
実は、袋の怪しい物品は、それぞればらばらで、音の出るものが入れてあったのだ。たとえばペットボトルと棒、空き缶と棒など。
ジャーン!と曲は終わり、割れんばかりの拍手が。すごい。すごいよタモさん…。

記念写真

会場を出て、係りの人から写真をいただく。おお、タモさんの生写真ということか…。自分を探すと、ちゃんと写っていた。よかったよかった。

まとめ

タモさんはやはり、生でも見るべきだ、ということだ。中州産業大学とほぼ日はこれからも提携していろいろやるとステージ上で宣言していたので、今後も楽しみであるよ。