施設見学

今日は初めて「有料老人ホーム」というものを見学してきました。いままでいくつか施設見学してきましたが、すべて社会福祉法人が経営しているところで、民間の企業(今日行った所は超有名企業が経営しているとこ)は初めてでした。
いやー、すごいですねえ。入居金額もすごかったけど、施設もまたすごかった…。ホテルみたーい。
あたしにとっては、一歩足を踏み入れたところから非日常だったんですけど、なんか、上流の人が入っているらしいです。元医者とか、元大学教授とか、元社長とか。そういう人にとっては日常なのかな?
あたしは施設の雰囲気とかね。もうちょっと隙のある方がいいと思うけど、根っからの庶民の私はわからんです。確かにその施設はくさくない(特養だと下のにおいがするとこが多い)し、きれいだし。そういう面ではいいんだけどね。先生は、「社交クラブみたいなうわべの人間関係より、お互いがよく理解しあっている家族みたいな人間関係のほうがいい」っていうけど、あのすごい施設を見たら、上流の人はどう思っているのか、わかんなくなりました。社交クラブが「その人らしさ」だったら、ソレでいいんじゃないかとも思った。
そしたら、私の上司の人が、「どっちを求めてもかなえられるのがいいんじゃないか」と言っていた。それはそうだね。
しかし、今度はサービスの送り手側に立つと、ものすごい難しい。いろんな価値観の人が混在して、やっていけるのか、とか。だから、おくり手側のポリシーをはっきり伝えて、入居前に賛同してもらえるかどうか聞いておかないといけないと思った。
そしたら今度は、経営が大丈夫か?って思ってしまう。お金を払ってもらえば誰でも入れないと有料ホームは採算が取れないじゃないですか。
いやあ、難しいねえ。あっちを立てればこっちがたたず。
だから結局、企業がどういう「覚悟」で有料老人ホーム部門をやっていくのか、に尽きるのかな。でも、ソーダ水を売るのと違って、途中で「止めます」といえないよね。ほっぽり出せないもん。だから人の人生に関わる仕事って言うのは、本当にリスキーだ。社福法人の施設長さんと企業の老人ホームのことを話すと、「もうけを考えるとやってけない」とよく言っていたな。企業がね、どこまでやってくつもりなのか。やっぱり、「覚悟」必要ですよ。何書いてるんだかわかんなくなってきましたけどね。