生徒が大変なことに・・・

未履修問題、いじめ問題、それに関わる教員の自殺・・・と、学校現場がなんだか大変なことに。(といっても、今は大きなニュースがないから、マスコミが騒ぎ立てて、ますますこじれてる、って感じがしますが。)
未履修問題ですが、削られてるのはもっぱら社会、特に歴史なんですか・・・。「歴史だったら何でも楽しめる」わたくしにとってはやるせないです。歴史をけずるって・・・分ってないよ。
歴史を知らないと、今も未来も分らなくなってしまう。同じ轍を踏むことになるよ。変なウヨクorサヨクの若者が増えるよ(よく理解もせずその立場をとるという意味で)。
まあ確かに社会科目は実用的じゃないし、ただの「教養」かもしれないけど、同じ人間のしてきたことなんだから世の中を観る目、自分を省みる目に関わってくるのではなかろうか。
若者の脳は柔軟。受験に関係なくたって、そのくらい学ぶ余力はあるでしょう。それに、もしかしたら、日本史や世界史の習うどこかで、一生に刻印されるような何かに気付く生徒だっているかもしれない。だから、実用だけを追求して、そういう機会を奪う学校現場はいかがなものかと思う。
未履修問題を経験したコーホートだな。30年後くらいには「一体あればなんだったんだ」と笑い話になるかもしれない。飲み屋で隣になったり、バス旅行で隣の席になった人が同い年だったら、同じ経験をしたということで盛り上がること間違いなしだな。