世界第8位の世界企業になったトヨタ。過去最高の生産台数となったが、その反面、現場を指導を行う日本人が足りず、現地人が研修を担うことになった(トレーナー)。果たして正しくトヨタの技術は伝えられるのだろうか。…というNHKスペシャルを観た。以下は気になったところ。
- 現地人を雇用する(80年代の日本車排斥の経験を踏まえて)。
- ものづくり未経験者を一から伝えるために、まず、おもちゃのブロックで生産ラインの体験をさせる。また、トヨタの「カイゼン」の考え方を浸透させるために、研修中自ら考える経験をさせる。
- 自分の改善意見が採用されるという経験は、従業員の労働意欲を高める。
- 昇格するたびに帽子が変わり、従業員の向上する意欲を高める。
- トレーナーが研修を行う際の助けとするため、日本人の熟練工が実演する映像資料を整えている。
- トレーナーをトレーニングするのは日本人社員。
- 日本人社員は、現地人トレーナーに、マニュアルには書かれていないコツを研修生に伝えるように促していた。
- 工場が一丸となって車作りに取り組む雰囲気を大切にしている。
- トレーナーに、研修生が本当に理解したかどうか確認することを強調していた。「質問はありますか?」と聞いて80%の人がはじめは「ありません」というのだそうな。(11月27日追記)
なんか、今の仕事に役立ちそうだなー。