マリー・アントワネットを観た

そして新宿に移動し、マリーアントワネットを観る。TVで散々話題になっているせいか、開始30分前なのに80メートルくらい人が並んでいて焦った。結局前から3列目に…。
マリー・アントワネットはなかなかよかったよ。みんなが知っている有名人だから、そんなに凝った話にはなっていないけれども、中学生くらいの女の子が嫁に行って、きれいな服を着せられたり、周りから意地悪なことを言われたり、だんながぜんぜん手を出してこなくて悩んだり…と、評判どおりの「等身大」の描き方だったと思う。また、キルスティン・ダンストの表情がくるくる変わって、ほんとにかわいかった。ベルサイユ宮殿を本当に使って撮っているから、迫力は満点だし、評判どおりの美しい衣装も一見の価値あり。なんだろ、PV見てる感じかな。とにかく画面がきらきらしてて、「ガーリー!」「かわいい!」って感じである。
マリー18歳の誕生日のパーティーの日、夜通し遊んで同い年くらいの友だちと明け方みんなで歩いて、広大な池のほとりで朝日を見る、というシーンが印象的だったかな。その後も子ども産んだり、浮気したり、ロハスに目覚めたりいろいろあるんだけど、結局国内・国外情勢といった外の現実に全く興味を示さなかった結果、そんな真綿にくるまれた生活が、突然はしごをはずされたように一変することになる、というのがなんともやりきれない気持ちにさせられる。断頭台のシーンは描かれていない。