ターザンになった

地下展へ出かけ、次の日は7時50分に東京駅に集合し、「遊園地」程度の「冒険」ができるという場所に行った。
生命の森リゾート http://www.seimei-no-mori.com/
ここの「ターザニア」という場所だ。
連れて行ってくれた友達は、「冒険」だけど「遊園地程度」だから大丈夫、と言うのだが、その友達自体が、仕事でチェーンソーで木を切ったり、水質調査をしたりと普段からアウトドアなので、まったく不安は解消されなかった。(この日記をお読みの皆さんなら、私がどれだけインドアかわかりますよね。ちなみに、インドアの人をいきなり屋外に引っ張り出すと、びっくりして死んでしまったり、逆ギレしたりと大変なことが起こります。)その上、前の晩、夜更かししてしまい、3時間半くらいしか寝てなかった。
なので、行きの電車内は会話もそこそこに、睡眠をとった。外房線の誉田という駅で下車。送迎バスにゆられること20分弱。生命の森リゾートに到着。「日本エアロビクスセンター」という聞いたことない団体が管理している。…壁にはバルセロナオリンピックの強化合宿での選手のサインが飾られてたり…うーん、この頃出来たのか。昔千葉市に住んでいたのだが、こんなものができているとは思わなかった。利用者は、高校や大学の運動部が多い模様。あとは家族連れだった。
ターザニアは、リゾートの杉林の中に作られた施設で、樹に人が乗れる足場とワイヤー、縄梯子などがかけてある。そこで樹から樹に滑車で滑り降りたりして楽しむのだ。予約の時間よりも少し繰り上げて、11時からのスタート。
まずは、ハーネスをつけてもらい、低い場所で練習。ハーネスにはフックと滑車がついており、それを樹に巻きつけられたワイヤーに引っ掛け、安全を確保しながらながら樹を登り、樹から滑り降りるときは滑車を引っ掛けて下りる、というもの(詳しくはサイトを見てください)。
インストラクターの人がやり方を見せてくれて、それを一人ひとりやってみる。クリアできるまでは本コースに出られないルールになっている。「ハイ、じゃあ、小宮山さんどーぞ!」と、一番目にやる羽目になった。ただでさえ眠いのに、手順覚えてられるか…?と心配になったけど、ここで間違えて居残りになったらかなり恥ずかしいと思い、気合を入れてやりましたよ。
本コースは、高いところまで登り、ロープをわたったり、滑車で降りたりととにかく冒険だった。「睡眠不足からくる不注意→事故→翌日の仕事に穴」というのを避けたい一心で、必死に難関をクリアしていったという感じ。なので「高い!怖い!」とか、「速い!怖い!」という恐怖はあまり感じられなかった。それだけ事故が怖かったということです。
友達は普段から樹上の作業は慣れているし、私は必死だったので、大して休みもとらず、どんどんコースをクリアしてしまい、平均所要時間3時間のところを1時間半で終わってしまった。がんばりすぎた。
ターザニアに行くあなたへのアドバイスとしては、

  • 真夏はやぶ蚊が居て大変そう→虫除け対策、または虫のいない時期に。
  • 真冬は多分、手が冷たいだろう→気候のよい時期に行こう。
  • 滑車で滑り降りてウッドチップの山に突っ込む→汚れてもよい服装で。私は背中から3回突っ込みました。

終わってご飯を食べた後、次の日が心配で、施設内にあるマッサージ屋さんで揉んでおいてもらったら、これまで受けたマッサージ(全3回)の中で一番マッサージが上手でした。翌日体が痛くなかったのが感動。
森の中での、このようなアトラクションですが、外国では、会社のスタッフ間の信頼関係やチームワークをはぐくむための研修にも使われているそうです(友達談)。「きゃー!怖い!」「大丈夫!がんばれ!」「そうだ、落ち着いてフックをかけて。勇気を出して!」…みたいな話になるのかな?