それなりに楽しい日曜日

 今日は、午前中は家の掃除と洗濯をし、午後は新宿に出かけてみました。
 まず、伊勢丹へ。地下2階のBPQCという伊勢丹セレクトの店に行ってみたら、びっくり。店舗全体がヨガウェアの店になっていました。ショック。こんなにヨガって流行っているんでしょうか。ここオリジナルの商品が品がよくて好きだったのに…一時的なものであればいいのですが。
 なので、隣のボンジュール・レコードという、レコード店に行きました。おされな音楽がたくさん売っているので、居るだけで自分もおされ若者になった気分です。その店舗内にいるおされ若者達は、同世代人口の0.1%くらいしかしらないような、ニッチな音楽こそ聴くべき音だと思っていると思います(偏見)。そこでいろいろ視聴しました。で、吟味の結果、FEISTとKate Nashの新アルバムを手に入れました、が、べつにわざわざボンジュール・レコードで買わなくても普通に売ってるような…思いっきり流行に乗った選択ですね…。

Reminder

Reminder


↑ipodnanoのCMで使われていた曲が入っています。
Made of Bricks

Made of Bricks


↑ユーロ高が憎らしいです!!

 その後1階の靴売り場で良いブーツがないか見て回りました。これはと思うものをはいてみるのですが、大体がふくらはぎで引っかかります。自分のふくらはぎの太さにショックです。そう、こういう脚を「ししゃも脚」というんですよね…むかしnonnoに書いてありました…。ふくらはぎにショックを受けつつ、帽子売り場で自分に似合う帽子はないか試着してみたら、またショックなことが。私の頭がでかくて帽子が入りませんでした。
 伊勢丹に居場所がなくなったので、ジュンク堂へ「ホームレス中学生」を立ち読みに行きました。なんかすごくいい本らしいと聞いたのです。

ホームレス中学生

ホームレス中学生


 いやあ、いい本でした。立ち読みで済ませてしまって本当にすいません、と著者の田村さんに申し上げたい。中途半端な自己啓発本とか読むなら、こっち読んだほうがいいと思いますよ。読んでて感動で、6回くらい泣きそうになりました。
 この田村さんという人は、お父さんが蒸発したり、ホームレス中学生になったり、友だちの家にご厄介になるという肩身の狭い思いをしたり、生活保護を受けたり、いろいろシビアな目に遭っていたのですが、家族と11歳のときに死別したお母さんを本当に大切に思っていて、亡くなったお母さんが悲しんだりがっかりするようなことだけはすまい、と心に決めて生きていたわけです。お母さんが本当に大好きだったのです。そのお母さんへの想いが、エピソードとともに本当に素直に書き綴られていて、それはもう泣けるわけです。この人は私と同い年だから、もっと抽象的に、かっこつけて書くことも出来るのでしょうが、そんな余計な飾りはなくて、まっすぐ書いているのです。私にはできないことなので尊敬しました。
 空腹を癒すためにパンを盗んで食べるかどうか、パン屋の前で1時間も葛藤する田村少年が、走って住処の公園に戻るシーン。お母さんが導いてくれたおかげで盗みをしなくて済んだ、という記述。子どもを愛して育てると、こういう風にちゃんと育つんですね。ああ感動した。
 結局「ホームレス中学生」は全部読んでしまったので、別の本(漫画)を買いました。
バカ姉弟(5) (KCデラックス)

バカ姉弟(5) (KCデラックス)


↑いつの間にか完結してました。これもいい話やった…。

 小腹がすいたので、お茶できる場所を探してさまよいました。いつも行かないほうへ…新宿3丁目のほうまで足を伸ばしたら、並ばないでも入れるカフェがありましたので、そこでコーヒーとケーキをいただきました。そこは家具屋さんに併設されており、これまたおされな人たちばかりでありました。すごく座りやすいデザイナー椅子が備えてあり、居心地が良かったです。そこで買ったCDを眺めたり、買った漫画を読んですごしました。帰りに、座りやすかったあの椅子は買えないだろうか(今度のボーナスで…)と思って値段を見たら、なななんと、36万円もしました。なんて高額な椅子なんだ…(5万円くらいだと思っていた)。ショックを受けて店を出ました。
 帰りはバスに乗って帰りました。
 
 またもひとりで東京を満喫してしまった…。でもまあいいよね!