Fanfare Ciocarliaと渋さ知らズオーケストラ

先日、イガラシさんとファンファーレ・チョカリーア渋さ知らズオーケストラのライブを聞きに行ってきました(そういや、春ごろから愉しみにしてたんだ。えらく待った・・・)。
イガラシさんは、前からファンファーレ…のファンだそうです。
私は思い起こせば2003年?くらいから渋さ知らズのファンです。ファンファーレ・・・のほうですが、去年「熱狂の日音楽祭」でタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの演奏を聴いてからにわかジプシー音楽ファンになりました。ファンファーレ・・・の名前は知っており、LAST.FMでは聴いていました。先日、先日予習のため、イガラシさんからビデオをお借りして初めてきちんと聴きました。

よこすか芸術劇場についてびっくりしたのですが、とってもオペラハウス。嫌な予感がよぎります。渋さ知らズはこういうホールに向いておらんのです。たとえば去年のC.C.レモンホール、たとえば4年前?の相模大野グリーンホール・・・。こう、立ち上がってわーっていうのがないと、ちょっと悲しい感じになるのです。
その予感は的中でした。ダンドリストの不破さんが、観客の拍手まで指示するしまつ。「おねがいしますねー」なんつってさ、なんかなー。初めて渋さを観るというイガラシさんには、「これは渋さの50%ですから!」といらぬ解説をしてしまった。
で、20分の休憩後、ファンファーレ・チョカリーア登場!メタボなおっちゃんたちがわさわさ出てきます。みんないい楽器持ってます。ルーマニアの寒村出身の彼らがメタボでよい楽器を持てるわけは、年に100回もの公演をこなしておるからだそうです!(詳しくは下のビデオを観てください。)

炎のジプシーブラス 地図にない村から [DVD]

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演奏が始まりました。早っ!超絶技巧ブラスっていうけどホントだなー。聞いてるだけで愉快です。ビデオでもちょこっと聴いた曲も演奏されて、おおお、ってなりました。
そして終わり近くになり、メンバーの一人が「さあ立って踊ろう!」というジェスチャーを観客に送りました。そのとたん、びっくり、みんな立ち上がって踊りだしたのですよ。えーー!信じられーん!オペラハウスですよ?なんか、「芸術劇場友の会」みたいな枠でテキトーに来てそうなおじいさんとかも立ち上がってノリノリでした。すごいぞ、感動だー!
そこに渋さのメンバーもやってきて、みんなで大合奏!いいぞいいぞ!
なりやまぬアンコールに、渋さのメンバーは舞台から、ファンファーレ・・・は客席に降りて演奏し続けてくれました。
ファンファーレ・・・の皆さんは、そのあとロビーでも15分くらいたっぷり演奏し、帽子をひっくり返してうぶな日本人から千円札を巻き上げていました。さすがジプシーだ・・・!!
イガラシさんはサインの列に並び、DVDにサインしてもらってました。来る人来る人に千円札をおでこにくっつけ、帽子を差し出して陽気に笑いかけるメンバー。イガラシさんはまんまとお札を渡していましたよ・・・!でも、渡したくなる気持ちもわかる。
とゆうことで、非常に楽しいひと時でありました。万歳!