うすいブルー

明日から合宿です。
合宿行って来ます。


3,4日前から、急に行きたくなくなりました。
うう、合宿行くフリをしてじっと寝ていたい・・・。


今回の合宿は、3大学か4大学くらいの合同合宿で、知らない人がたくさん来るのだ。
知らない人と会うのが気が重いよ。


秋の訪れとともに、急に人見知りキャラになってしまいました。
もともと私のベースは人見知りだ。
簡単には心を開かないのさ。


最近はそんな心理状態なのですが、偶然こんな本を読んでいる。

見えない誰かと (祥伝社文庫)

見えない誰かと (祥伝社文庫)

この本の概要のところに書いてある文。

人見知りが激しくて他人と打ち解けるのにも時間がかかったという筆者。親しくもない人と一緒に何かするくらいなら、一人でいたいという性格が、出会いによってどう変わったか。

おお、いっしょだよ。
本の中にもこう書いてあった。

今の私は、適当にその場をつくろうこともできるようになったし、愛想もそこそこいいほうだ。でも、以前の私は人見知りが激しく、他人と打ち解けるのにとても時間がかかった。社会に出てからも、わざわざ親しくもない人と一緒に何かするくらいなら、一人でいたいというつまらない人間だった。でも、それはとても損をするし、ますます居心地がわるくなることがわかり、とりあえず、にこにこするようになった。愛想はいいほうがいいのだ。その結果、前の何倍も人とうまく接せられるようになった。

おお、一緒だよ。


この本は、筆者(学校の先生で小説家)が今まで赴任した先に出会った生徒や一緒に働いた先生、アルバイトで出会った人、家族や親戚について語っている。なんかやわらかくてするする読めて、酢醤油で食べるところてんみたいにさっぱりしていて、やさしい気持ちになってよいです。


私も高校生までは、何人かの心を許した友人とは楽しくやっていたが、ちょっと心を開けない人には線を引いて注意深く付き合っていた。愛想を振りまいて浅く広く付き合うのができなかったのだ。
でも、そういう自分を変えてくれたのは、社会化してくれたのは、大学1年の時1年間だけやっていた弓道と、大学2年から大学院1年までやっていたウェイトレスのバイトだと思っている。
弓道部では、先輩と話すときは必ず下座から話すとか、卒業年度順に接待をするとか、何かそういう、古式ゆかしいルールを叩き込まれた*1
そして、ウェイトレスのバイトでは、はっきり言って苦手なタイプの人・・・そのころ出現し始めたギャル、サーファー、元チーマー、ダンサーといった人たち・・・これまでは「チャラくてうさんくさい」と思っていた人たち・・・と一緒に働くことができた。ここで学んだのは、相手を尊重すれば向こうも信頼してくれるし、同じ目的をめざして力を合わせれば、深い話もできるようになるし、お互いそれなりに仲良くなれるということだ。
弓道部で人間関係の型を学んだら、知らない人とどういう風に接したらいいか分かるようになったので、いたずらに傷ついたりどぎまぎしたりすることが少なくなった。そして、色んなタイプの人と仲良く働けたことで、人に対する見聞が広まり、知らない人でも「何とかなるだろう」という感覚を得ることができるようになった。


そうだった、そういうことがあったんだよなあ。


楽しいことの前には逃げ出したくなるってよくあることだ。
マリッジブルーとかさ(なったことないけど)。
そう、海外旅行に行く前はいつもブルーになっていた。
どうしてそうなるんだろう。ふしぎです。
行ったら楽しいんだと思うけどね。


幸せなことや楽しいこと、嬉しいことをそのまま感じてそのまま喜べる人(少なくとも外からそう見える)っている。
スーパーポジティブになりたいと思ったこともあった、ていうか今も思う。
けど、なんというか、もう、私のベースは多分、うすくブルーなんだろう。透明(感じない)ではない。どちらかというと、ブルーだ。
幸せを前に挙動不審になるタイプ。
これは、汗のかきやすい体質とか、耳垢がかさかさなタイプとか、そういう次元なのかもしれない。


まあ、上のようにブルーなりに改革が成功することがあるし。
ベースはブルーだと自分の中で納得して、その中で楽しめるようにいろいろ試行錯誤するしかないのかな。
もしかしたら今後、大革命があってスーパーポジティブになってしまうことがあるかもしれないし・・・どんなことが起ったらそうなるのか想像もつかないけど・・・それはそれで喜ばしいと思うけどね。


今日のところの結論はそんなところです。


完璧に今日は「日記セラピー」だな!

*1:まちがえると先輩から、「ばか!」とか「ふざけんな!」とか「何やってんだよ!」と怒号が飛び、あとでお仕置きの正座をさせられました。