This is itを観たぞよ

最終日六本木のTOHOシネマズで観てきました。
マイケルのファンじゃないけど、やたらと評判がいいので・・・。完全なるミーハー心です。
なんかそういう人が多いのでしょうか。夜の遅い回も満席になっていて、びっくり。
私が見た回は、映画館の中で一番大きなスクリーンでした。
六本木だからか、身なりのいい人が多かったです。私の隣の席は空席で、その隣と隣の隣の女性達が荷物置き場にしてたみたいです。
その二人は上映中も、ふつうにはしゃいだり感想を言い合ったりしていて、セレブの貫禄満点でした。
それはともかく。
This is itを観て思ったこと。それは、
「マイケル、あれじゃあ、死んじゃってもしかたないかも」
でした。(すいません。)

マイケルの痩せ方が気になって仕方なかったです。
周りの若いダンサーと比べると特に。
なのにマイケルは彼らと同じくらい踊って、さらに唄ってるんですから。
リハーサルとはいえ、どれだけエネルギーを費やしていたんだろうか。
多くの人たちと話し合い、イメージを伝えて、できるだけいいものをつくろうとする。
周りのスタッフたちは、マイケルのイメージを受信して、自分の持つ高い能力を発揮して具現化しようとする。
すごいもんをみせて頂きました。
あれだけの仕事を、あんな身体でやっていたら、いつ倒れてもしかたないです。
マイケルがスタッフと話すとき、決して声を荒げたりせず、謙虚に、ほめながら接しているのを見て、これまで自分が知っていたと思っていたマイケル像ってなんだったんだろーなー、と思いました。
生きてる間は、さんざん酷いこと言われて、反論できずにいて、さぞ悔しいこともあっただろうと。
志半ばで亡くなったことは悲しいことですが、この映画が上映されて、面目躍如っていうか、よいイメージで多くの人の記憶に残ることができて、少しは彼も浮かばれるんじゃないかなと勝手に思います。
若くして、惜しまれながら死んだ人は、英雄伝説として残る、と史学の先生が言ってたのを思い出します。
例えば源義経。今泉で死んだといわれていますが、生き残ってモンゴルに渡り、チンギス・ハーンになったとか、そういう伝説があったりしますよね。
マイケルも、そのうち「生きている本人を見た!」とか、うわさが出たりするんじゃないでしょーか。