大奥を読んだ
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: コミック
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いまさらですが、大奥を読みました。
先輩が貸してくれたのです。
びっくりしました。お、面白い…!
これはすごいですびっくりです。
男女逆転の大奥を描いているだけかと思いきや、どうしてそうなったのか、という設定も現実味があって白けさせません。
男女の役割を逆転させつつも、正史に沿って書いているので、性役割や男らしさ女らしさ、男女の異同といったジェンダーについて考えてしまいました。
それから、女将軍が治めていたからこその鎖国や天下泰平…といったことも「もしや、本当にそうだったのかも」と思わされます。*1
手塚賞をとってるみたいですけど、わたくしからもなんか賞を差し上げたいです。
あ、すいません、生意気いいました。
でも、そのくらいおもしろかったです。
*1:昔史学の授業で聴いたのですが、戦国時代の日本人の平均身長と、江戸時代の平均身長は大分違っていて、江戸時代のほうが小さいらしいです。もしも、女子の人口がずっと多い世界だったらそうなるのかも…などと妄想してしまいます。