2011年を振り返る

この記事を書くにあたり、今年いくつ日記をつけたんだろ?と数えたら、なんと!17!!
すくなーーい。
来年は2ケタを切らないようにきをつけなくちゃ。。。

今年…今年はいろいろあったな。お正月のグルーポンおせち事件が懐かしいよ。


そう、前年の振り返りに書いてたお付き合いは結局だめになり、気持ちが折れたとこからのスタートだった。
だめになる前の、あの暗い予感。あれにとらわれ始めると毎日が苦しい。でも、もう会うこともない仲になってしまうと、今度は自分の腕がもがれたように毎日心が痛み、頭がいっぱいになる。こういうのを喪失体験って言うんでしょうね。
そんなこんなで、心が波打つ日々だったため、春はたくさん映画を観ました。心が感情を欲してたみたいです。
GWの課題映画です。
これ全部観たぜ!
ブルー・バレンタインも私を離さないでも、両方泣いた。どちらも喪失がテーマに含まれている映画。ブルーバレンタインはテーマがストライクだったので、特に泣けた。恋が始まる瞬間と終わる瞬間を同時に見せるという、痛々しくも美しい映画でした。
私を離さないでは、限りある時間と抗い難い運命について考えた。英語の本と訳本両方買ってしまった。映画とは少し違うけど、これも静謐で胸に来るものがある物語だった。
このようなことがあるといつも思う。創作の芸術のテーマって、半分は恋愛に関することで、恋愛に関することの三分の二は失恋に関することなんじゃないかって。だからこういうことがあると、作品が痛いほどわかる気がするし、この痛みは人間に普遍的なものなんだな、と…そのように壮大に考えてみたりして、いろいろやり過ごしたりしてました。


春は震災があった。様々な報道がされていたが、私は心が波打っていたせいか、積極的には情報を得ようとしなかったし、できなかった。ただ、とても印象に残るエピソードがあって、それは、
「津波で沖に流されていく屋根に、赤ん坊を抱いた母親がいて、悲しそうにこちらを見ていた」
というものだ。そのエピソードを知ったのは、子供の絵のテーマだったり、生き延びた街の人のインタビュー記事だった。多分別の人なんだと思う。きっと何人もの母子が流されて亡くなったのだと思う。
ちょうどそのころ、妹が妊娠しており、日に日におなかが大きくなって、新しい命が生まれようとしていたので、より身近にリアルに感じられたのかもしれない。
流されていった人は、どんなに不安で寂しくて悲しかっただろうか。
お風呂で頭を洗ってる時や、眠る前のぼんやりした瞬間に、空想のその画が浮かんできて、何度も胸をしめつけられた。何度も泣きたくなった。

今年の春は泣けることがいろいろありすぎました。


夏は姪っ子が誕生しました!超可愛いです。
姪っ子は、まだ何を考えているのかわからないです。なぜだか笑ってくれたり、しかし突然泣いたりと、周りの大人を完全に翻弄しますが、その無力でふにゃふにゃした様子をみていると、そして温かくて小さい身体をだっこしていると、何とも言えない幸せな気持ちになります。
ああ、この子を幸せにしなければ…!
と、よくわからない義務感みたいなものも生まれてきたりと、赤ん坊パワーは本当にすごい。もっと世の中を良くしないと、この子のために!と思いました。


それから、はっしーさんにひっついて、自衛隊の総合火力演習に行ったのでした。戦車やミサイルの迫力がすごかった。
職場の人に夏休みどこ行くの?と聞かれて、素直に演習を観に行くと答えたら、「小宮山さんはわざわざ自衛隊の演習を観に行く変わった人」として、研究室をまたいで有名になってしまいました。やばい。

あとは、葉山に海水浴に行ったり、トリエンナーレ観に行ったりと充実した夏だったなー。

秋って何かあったっけ?
このころは論文と国際学会の準備してました。
日に日に迫る締め切り…書けない原稿…晴れない心…。
忍耐の日々でしたね。


そんな中、瓜ボーズのファーストライブとかがあって、心を軽くしてくれました。
座長のイノッチが、歌あり踊りありのハイテンション空間を作り上げ、みんな唖然としつつも大爆笑のステージでした。
こればっかりは実際に観ないとわからない。


国際学会で発表してきました。これは博士論文提出の要件の一つなので、とにかく、どんなことをしてもやらなきゃいけないことでした。
でも、自分の中では!ノーカンにしたい!!
全然だめでした。発表?これが?って感じ。語学力がなさすぎます。ただ事実を作りに行っただけで、もうなんだか…。
来年も行かされそうな雰囲気なので、2012年は英語をマジでがんばらないと…ううう。


帰国後すぐのおのしゅうナイトもおもしろかったな。ふつうの男・おのしゅうが、歌あり踊りあり、お芝居モノマネなんでもありの2時間のステージ。
私も舞台に引っ張り出されて、破廉恥な文章を朗読させられたり、元彼に呪詛の言葉をうっかり吐いたりと、いろいろやらかしちまった。
最近、へもいっ子の集まりはとにかく舞台に立つことが多くて油断していられない。

Friendly Fires Pala
12月は平和だった。Friendly Firesのライブにひのじちゃんと行ったり、出張行ったり、いろいろしたぞ。
今年ハマったアーティストはやっぱり、Friendly Firesだな。運よく、来日ライブを観ることができたんだけど、もう素晴らしかった。捨て曲なし!
また来てくれないかなあ、って思うアーティストの一人になりました。

総括

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ


今年は歴史的なことがありすぎて、悲しいことが驚くことが立て続けに起こって、何だか、「あれ?もう終わったの?」って感じだった。個人的には、もがきながら色々してたけど、終わってみるとすごいスピードですぎていっちゃった。
でもちょっとすっきりしている。その理由を考えるに、きっと、博論の提出要件の一つをクリアしたからだな。

やっぱり、自分が決めて、それをやり遂げるっていうのが、日々の充実につながるんだと思う。今年見つけた本「人を伸ばす力」*1にもあって、なるほどと思った。
これまで何年も流れ流れて生きてきた気がするけども、それではちゃんと人生を生きてる感じがしない。これからは、自分で決めて行動して、内側に灯る火を大きくしていくことにします。なんだか数年なかった心持ち。去年よりは肚が据わってきたのかも…。相変わらず暮らしに何の保障もないのだけど、生きる上で大きな方向は定まりはじめたのかもしれない。
一応、恋愛について…うーん、もういい歳なのにね…。こればっかりは一人じゃどもならないのであれですね。
ただ、なんというか、相手の内で灯る炎を見出して、それを消えないように守りたい。そういう関係を築きたいなあ。多分そのためには、私の炎もしっかり灯ってないと。お互い光が灯ってないと見つからないんでしょうね。
来年もいろいろあるだろうけど、きっとメソメソしたり腐ったりするだろうけど、でもがんばるぞ!なんか、がんばれる気がします。
あとは健康に気をつけて暮らします。健康は大事です。


今年もいろんな方に気にかけてもらって、遊んでもらって、いろんなことを教えてもらって、お世話してもらって、私はほんとに幸せ者でした。来年はそれを少しでも返したい。来年もよろしくお願いします!


長くなりましたが、今年のふりかえりでした。
明日は元旦凧揚げ大会です。楽しみだなー。

*1:自己啓発本みたいですが、心理学のある理論の一般書です。