絶対必勝・悪態まつり

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2014年年末の話なのですが、ひさしぶりに意味のないことをしてきました。
それは縁もゆかりもない笠間市愛宕神社の「悪態まつり」への参加です。
悪態まつりとはなんなのか。
その詳細はこちらの記事に詳しいです。

【日本三大奇祭】参加者がただひたすら悪態をつきまくる奇祭「悪態まつり」に潜入してきたぞばかやろー! (1/3) - ねとらぼ
ここでは、悪態まつりに必要な装備等、心構えについて記しておきたいと思います。

スタート地点をチェックしよう

悪態まつりは笠間市全体で有名なお祭りではなく、この愛宕神社がある地域で昔から行われてきたお祭り。
なので、最寄駅の常磐線・岩間駅でタクシーを拾い
「悪態まつりの会場まで」
と言っても、運転手さんがわかってくれるとは限りません。
私たちはいきなりゴールの愛宕神社に連れて行かれてしまいました。
(そして結局ふもとのスタート地点まで歩いて下りたという…)

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なので、タクシーの運転手さんには、
「悪態まつりのスタート地点まで。御霊池の水神様のところでおろしてください」
とお願いしましょう。

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これが御霊池

服装に気を付けよう

悪態まつりは愛宕神社まで向かって歩いていくわけですが、愛宕神社というのは天狗の神社。そして修験道ともゆかりが深い。
つまり、山道を歩くわけです。
山の上の神社を目指す途中、上品なパンプスを泥だらけにして悲しそうにしている彼女とその横で残念そうな顔をしている彼氏のカップルを見かけました。
リタイアせざるを得なかったのでしょう…。
だから足元はスニーカーで。
坂道を歩くととにかく汗をかくので、脱ぎ着しやすい恰好で参加しましょう。
加えて途中は自動販売機など気の利いたものもないので、飲み物も忘れずに!

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こういうところも歩く

お供え物をゲットするには?

悪態まつりはチェックポイントの祠でお供え物を奪い合うというイベントが発生します。
そのお供え物を全取りした人はご利益に恵まれるということなのだそうです。
白装束の天狗たちよりも先に歩いてはいけないので、イベントに参加したいなら天狗の列のすぐ後ろをついていきます。
祭りが始まる前から祠に先回りして待ちぶせという作戦をしている人もいました。
だから神社までのルートをよく調べ、どこに祠があるかておいてください。
(ねとらぼの記事では簡略化された図しかない。当日市が配るお祭りのチラシをゲットできるとよい。)

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裏にルートが書いてある

ただ、集落の間を通る道は地元の人しかわからない細い道だし、わかりやすい車道にほこらはほとんどありません。
どうしてもお供え物がほしい!!という人は、愛宕神社の社殿の上の、狭い敷地に祠が密集しているエリア(ボーナスステージみたいだな…)で祠を選び、待ち構えて一発勝負をかけましょう。

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待ち構える参加者たち

悪態まつりはこれから有名になっていくお祭り?

元々は氏子さんたちしかやってなかったお祭りでしたが、ネットでぽつぽつ言及されるようになってくるとともに、私たちのような遠くから来た人がぶらりとやってきて参加することが多くなったとタクシーの運転手さんが言ってました。
実際、一人でカメラを持っている人も結構いました。
加えて、テレビのバラエティ番組で、オカマちゃん軍団が取材に来ており、お供え物を奪い合っていましたし(12月30日に放映されたらしい)、オマツリジャパンという日本中のお祭り好きの人たちが観光バスを仕立てて参加してました。
オマツリジャパン omatsuri japan | Facebook
(観光バスから降りてきた人を捕まえてインタビューしたら教えてくれた。その人は愛媛から来たって言ってたよ)
今年の悪態まつりはかなりの人がやってくるのではないかと思います!

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行ってみたらKABAちゃん達がいたのでラッキーでした




悪態まつりは「悪態を好きなだけつける」「お供え物を奪い合う」「餅やお菓子を拾う」など、様々な要素がミックスされた面白いお祭りです。
参加してみてわかったのは、「悪態は意外とつけないものだ」ということ。
そして、悪態をつきながら、心肺機能の限界までゼーハーして坂道を上っていると、いつの間にか頭が空っぽになり、ゴールの神社に着いた頃には頭がすっきり爽やかになっているということです。
怒りなどのネガティブな感情と拮抗するような生理的状態に自らを持っていくとゆうのは…なんかどっかのセラピーにこういうのあったなあと、酸素の足りない頭でぼんやり思いました。

いやー、たまにこういうことに参加すると、ほんとに楽しい…
一緒に行ってくれた、イッセイ・ダヤン夫妻とかげさん、あつしプロに感謝です。